SDQ 子どもの強さと困難 完全解説ガイド | ACA-JAPAN
Child Support Guide
Diagnosis Guide

子どもの強さと困難(SDQ)
完全解説ガイド

SDQは世界中で使われている子どもの心理的適応を測るアンケートです。25の質問から見える「お子様の現在の状態」を5つの領域に分けて詳しく解説します。

SDQ(Strengths and Difficulties Questionnaire)とは?
お子様の「困りごと(Difficulties)」だけでなく、他者への思いやりなどの「強み(Strengths)」も同時に測定するのが特徴です。スコアが高い・低いことがそのまま問題なのではなく、今の環境で「お子様がどれだけエネルギーを使っているか」を知るための指標です。
🎈

情緒の問題

不安、心配、気分の落ち込み、身体の不調(腹痛など)として表れる情緒的な反応の度合いです。

● 主な現れ方

  • ささいなことで心配したり、不安がったりする
  • 新しい場面で自信をなくしやすい
  • 不安な気持ちが腹痛や頭痛として出ることがある

▲ 関わりのヒント

  • 不安な気持ちを否定せず「そう思うんだね」と受け止める
  • 先の見通しを具体的に伝え、安心感を優先する

行儀・行動の問題

かんしゃくや反抗、嘘、周囲との衝突など、外側に向かって表れる行動の傾向です。

● 主な現れ方

  • 激しく怒ったり、かんしゃくを起こしたりする
  • 大人の指示に反発することが多い
  • 衝動的な行動やごまかしが見られることがある

▲ 関わりのヒント

  • 叱る回数を減らし、できた瞬間を具体的に褒める
  • 家庭内のルールをシンプルにし、視覚化して伝える
🌀

不注意・多動性

集中力の持続、じっとしていられるか、慎重に行動できるかといった特性の度合いです。

● 主な現れ方

  • 落ち着きがなく、そわそわしている
  • 一つのことに集中し続けるのが難しい
  • 考える前に行動してしまうことが多い

▲ 関わりのヒント

  • 一度に伝える指示は「一つ」に絞る
  • 集中しやすいよう、机の周りなどの環境を整理する
🤝

仲間関係の問題

同年代との関わり方、友だちの作り方、グループの中での過ごしやすさの度合いです。

● 主な現れ方

  • 一人でいることを好み、集団に入りにくい
  • 友だちとトラブルになりやすい、またはいじめられやすい
  • 大人と一緒にいる方が楽に感じることがある

▲ 関わりのヒント

  • 無理に集団に入れず、本人が安心できる遊び相手を見守る
  • 具体的な「貸して」「いいよ」などの会話の作法を教える
🌟

向社会性(お子様の強み)

他人の気持ちを思いやったり、困っている人を助けたりするポジティブな社会行動の力です。

● 素晴らしい特性

  • 他人の気持ちに配慮しようとする優しさがある
  • 困っている人を助けたり、物を分けてあげたりできる
  • 小さな子どもや動物に対して親切に振る舞える

▲ 伸ばしていくヒント

  • 「助けてくれてありがとう」と、その社会的な行動を価値付ける
  • 強みを活かして、家庭内での「お手伝い役割」を作る
結果の読み取り方について
総合的困難さスコア(情緒+行儀+多動+仲間関係)が高い場合は、お子様が日常生活で多くのエネルギーを消費し、疲弊している可能性があります。逆に「向社会性」が高い場合は、それがお子様にとっての「生き抜く力(強み)」となります。

お子様の現在の傾向を詳しく確認したい方はこちら。

SDQ 子どもの傾向診断を受ける
© ACA-JAPAN 日本アクセスコミュニケーション協会
この解説は、お子様への理解を深めるためのものであり、医学的な診断に代わるものではありません。
TOP