SQ5 METHOD
コーチになる編 ── しくみ編のつぎに

人の話を、聞く側に
まわりがちな、あなたへ

それはたぶん、性格ではなく、才能です。
「SQ5コーチになる」という道の話をします。

よむ時間:8分

しくみ編(5分)をまだの方は、こちらから
まず、思い込みをひとつ

コーチは、「すごい人」では
ありません。

「コーチ」と聞いて思い浮かべるのは——人前で堂々と話す人。的確なアドバイスをくれる人。人生の答えを知っている人。SQ5のコーチは、その正反対です。

SQ5コーチは、こうではない
  • 答えを教える人
  • 的確なアドバイスをする人
  • ぐいぐい引っぱる人
  • 人生の正解を知っている人
SQ5コーチは、こういう人
  • となりで待てる人
  • 相手の言葉を、そのまま使う人
  • ★が生まれる時間に付き添う人
  • 相手の中に原石があると信じる人

たとえるなら、筋トレのパーソナルトレーナーです。トレーナーが代わりに筋トレをしても、筋肉は1グラムもつきません。トレーニングをするのは本人。トレーナーの仕事は、その人の特性を知り、フォームを見て、となりで付き添うこと。

だから、「幸せの専門家です」と気負う必要はありません。謙遜でいい。必要なのはただひとつ——相手の中に、幸せの原石が眠っていると信じること。それが言葉になる時間に、付き添うことです。

意外な事実

コーチの仕事は、
「しないこと」でできている。

SQ5の研修で最初に身につけるのは、「何をするか」ではなく「何をしないか」です。

しない回答を評価しない・添削しない(誤字も、文のうまい下手も、ふれない)
しない★選びを誘導しない(「こっちじゃない?」は禁句)
しない急かさない・代わりに埋めない(沈黙は、ワークの中心)
しないアドバイスや自分の体験談で、時間を埋めない
しない聞いた話を、外に持ち出さない(守秘は、付き添いの大前提)

「え、それだけ?」——それだけ、が難しくて。それだけ、でいいのです

「でも、質問はどうするの?」と思うかもしれません。質問は、4方向の質問集(120問)が型として用意されています。そのまま読んでもいい。あなたが磨くのは質問力ではなく、待つ力と、信じる力。型が対話を守ってくれるから、あなたは安心して、となりにいられます。

活動は、ここから始まる

いちばん最初のクライアントは、
家族かもしれない。

「コーチになる」と聞くと、お客様集めを想像して身構えるかもしれません。でもSQ5コーチの活動は、もっと近くから始まります。たとえば、夕食の食卓から。

※流れを示すための架空の例です(親と、中2の娘)

最近、なんか楽しいことある?
え、別に。……あ、美術の時間はまあまあかな。
へえ、美術か。他にもある? あと2つあげるとしたら?
うーん……友だちと帰る時間と……あと、ちょっとだけど小説書いてる。
小説!? その3つだったら、どれが一番?
……小説かな。誰にも言ってなかったけど

問い詰めていません。使ったのは「あと2つあげるとしたら?」と「どれが一番?」だけ。それでも、誰にも言っていなかった「一番」が、夕食の食卓に出てきました。

家に、コーチが一人いる。それは、家族の「ほんとうは」が、ちゃんと言葉になる家になるということです。友人の相談も、職場の1on1も、同じです。場は、もう目の前にあります。

コーチが受け取るもの

人の★が生まれる瞬間に、
立ち会う仕事。

1立ち会う喜び

目の前で「……そっか」と、誰かの声が変わる瞬間があります。人の★が生まれる瞬間に立ち会うことは——理屈抜きに、嬉しいものです。

2与えることは、得ること

不思議なことに、付き添っているその時間そのものが、自分の幸福になります。だからSQ5のコーチは、燃え尽きにくいのです。

3いちばん変わるのは、自分

学ぶ過程で、何度も自分にSQ5をかけます。コーチになる学びは、じつは、自分の人生の優先順位がいちばんはっきりする時間でもあります。

「コーチの資格」は、肩書きがひとつ増えるというより、ふだんの聞き方が変わる資格です。それが積もって、暮らし方まで少しずつ変わっていきます。

SQ5ベーシックコーチ

学ぶことは、3つだけ。

その1脳感傾向診断 ── 受け取り方の癖を知る

利き脳(考え方の傾向)と利き感覚(受け取り方の傾向)。相手の癖に合わせて言葉のかけ方が変わると、届き方が変わります。まず自分の癖を知るところから——ここが一番おもしろいところです。

脳感傾向って? → 2分で読める入門があります

その2SQ5の型 ── 書く・選ぶ・話す+4方向

入門編・しくみ編で見てきた、あの型です。4方向の質問集120と設定質問集130が手元に揃うので、質問を「作る」必要はありません。

その3付き添い方 ── 待ち方・受けとめ方

沈黙の守り方、つまずいたときの声のかけ方、してはいけないこと。技術というより、在り方に近い部分です。

覚える量は、多くありません。そのぶん、時間は練習にたっぷり使います。身につけるのは、知識より、在り方——知識は覚えれば済みますが、在り方は場数でしか磨けないからです。

ベーシックの、その先

あなたの人生経験が、
そのまま専門になる。

ベーシックコーチの先には、5つの専門の道があります。どれも、特別な経歴ではなく、あなたがすでに生きてきた経験が土台になります。

ファミリー子育てや夫婦の山と谷——家族と向き合ってきた経験が
ビジネス働く現場で揉まれてきた経験が
キャリア進路に迷い、選んできた経験が
ヘルス健康と向き合ってきた経験が
ライフ人生の転機をくぐってきた経験が

——そのまま、誰かに付き添う力になります。学生なら、進路や友人関係に悩んできたその経験が、同世代に付き添う力に。回り道だと思っていた経験ほど、誰かの5合目で待っている経験です。

専門ごとに変わるのは、質問だけ。型は同じ。だから、学びの積み上げが無駄になりません。

※「キャリア」「ヘルス」などの名前は、付き添うテーマの呼び名です。キャリアコンサルタントなどの国家資格や、医療・健康指導の資格とは別のもので、診断や治療は行いません。専門家の領域は、専門家へ——それも「しないこと」のひとつです。

その不安、よく聞きます

なる前の、4つの質問。

アドバイスできる自信がありません。

大丈夫です。アドバイスは、むしろ「してはいけないこと」に入っています。SQ5のコーチは、アドバイスの上手さを競いません。

人前で話すのが苦手です。

コーチは話す人ではなく、聞く人です。セッションでいちばん長く話すのはクライアント。あなたの「待てること」が仕事になります。

資格を取っても、活かせる場がない気がします。

家庭の夕食、友人の相談、職場の1on1——場は、もう目の前にあります。お金をいただく活動は、そのあとからで十分です。報酬をいただく活動の始め方が気になる方は、体験会・説明会で、そのまま質問してください。

この歳から(学生のうちから)でも、大丈夫?

SQ5に「早すぎる」も「遅すぎる」もありません。型は年齢を選びません。人生経験が多いほど専門の力に、若いほど同世代に付き添う力になります。

さいごに、5つだけ

いくつ、当てはまりますか?

当てはまるものを、タップして○をつけてみてください。

○の数:0 / 5
○が3つ——もう、コーチの素質です。

そして——気づいていましたか。いま、5つの中から自分に当てはまるものを選んだ、この動き

これが、SQ5そのものです。あなたはもう、始めています。

ここからの3歩

道のりは、シンプルです。

1歩目体験会・説明会に出てみる

まず自分がSQ5を受けてみる。「受けてよかった」の実感が、いちばんの適性診断です。

2歩目SQ5ベーシックコーチ講座

脳感傾向診断+SQ5の型+付き添い方。身近な人に付き添えるようになります。

3歩目専門コーチへ(望むなら)

5つの専門から、自分の経験が活きる道を。活動の形は、家庭の中から仕事まで、人それぞれです。

まだ迷いが残る方は「最後の一歩編」へ——その迷いを、SQ5で決めるページです。講座・体験会のご案内は、ACA公式LINEまたは公式サイト(一般社団法人日本アクシスコミュニケーション協会)まで。

あなたの近くに、
★を待っている人がいます。

コーチになるとは、身近な人の鏡になるということ。
聞く側にまわってきたあなたは、もう半分、コーチです。

——次は、あなたの番です。