それはたぶん、性格ではなく、才能です。
「SQ5コーチになる」という道の話をします。
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しくみ編(5分)をまだの方は、こちらから「コーチ」と聞いて思い浮かべるのは——人前で堂々と話す人。的確なアドバイスをくれる人。人生の答えを知っている人。SQ5のコーチは、その正反対です。
たとえるなら、筋トレのパーソナルトレーナーです。トレーナーが代わりに筋トレをしても、筋肉は1グラムもつきません。トレーニングをするのは本人。トレーナーの仕事は、その人の特性を知り、フォームを見て、となりで付き添うこと。
だから、「幸せの専門家です」と気負う必要はありません。謙遜でいい。必要なのはただひとつ——相手の中に、幸せの原石が眠っていると信じること。それが言葉になる時間に、付き添うことです。
SQ5の研修で最初に身につけるのは、「何をするか」ではなく「何をしないか」です。
「え、それだけ?」——それだけ、が難しくて。それだけ、でいいのです。
「でも、質問はどうするの?」と思うかもしれません。質問は、4方向の質問集(120問)が型として用意されています。そのまま読んでもいい。あなたが磨くのは質問力ではなく、待つ力と、信じる力。型が対話を守ってくれるから、あなたは安心して、となりにいられます。
「コーチになる」と聞くと、お客様集めを想像して身構えるかもしれません。でもSQ5コーチの活動は、もっと近くから始まります。たとえば、夕食の食卓から。
※流れを示すための架空の例です(親と、中2の娘)
問い詰めていません。使ったのは「あと2つあげるとしたら?」と「どれが一番?」だけ。それでも、誰にも言っていなかった「一番」が、夕食の食卓に出てきました。
家に、コーチが一人いる。それは、家族の「ほんとうは」が、ちゃんと言葉になる家になるということです。友人の相談も、職場の1on1も、同じです。場は、もう目の前にあります。
目の前で「……そっか」と、誰かの声が変わる瞬間があります。人の★が生まれる瞬間に立ち会うことは——理屈抜きに、嬉しいものです。
不思議なことに、付き添っているその時間そのものが、自分の幸福になります。だからSQ5のコーチは、燃え尽きにくいのです。
学ぶ過程で、何度も自分にSQ5をかけます。コーチになる学びは、じつは、自分の人生の優先順位がいちばんはっきりする時間でもあります。
「コーチの資格」は、肩書きがひとつ増えるというより、ふだんの聞き方が変わる資格です。それが積もって、暮らし方まで少しずつ変わっていきます。
利き脳(考え方の傾向)と利き感覚(受け取り方の傾向)。相手の癖に合わせて言葉のかけ方が変わると、届き方が変わります。まず自分の癖を知るところから——ここが一番おもしろいところです。
入門編・しくみ編で見てきた、あの型です。4方向の質問集120と設定質問集130が手元に揃うので、質問を「作る」必要はありません。
沈黙の守り方、つまずいたときの声のかけ方、してはいけないこと。技術というより、在り方に近い部分です。
覚える量は、多くありません。そのぶん、時間は練習にたっぷり使います。身につけるのは、知識より、在り方——知識は覚えれば済みますが、在り方は場数でしか磨けないからです。
ベーシックコーチの先には、5つの専門の道があります。どれも、特別な経歴ではなく、あなたがすでに生きてきた経験が土台になります。
——そのまま、誰かに付き添う力になります。学生なら、進路や友人関係に悩んできたその経験が、同世代に付き添う力に。回り道だと思っていた経験ほど、誰かの5合目で待っている経験です。
専門ごとに変わるのは、質問だけ。型は同じ。だから、学びの積み上げが無駄になりません。
※「キャリア」「ヘルス」などの名前は、付き添うテーマの呼び名です。キャリアコンサルタントなどの国家資格や、医療・健康指導の資格とは別のもので、診断や治療は行いません。専門家の領域は、専門家へ——それも「しないこと」のひとつです。
アドバイスできる自信がありません。
大丈夫です。アドバイスは、むしろ「してはいけないこと」に入っています。SQ5のコーチは、アドバイスの上手さを競いません。
人前で話すのが苦手です。
コーチは話す人ではなく、聞く人です。セッションでいちばん長く話すのはクライアント。あなたの「待てること」が仕事になります。
資格を取っても、活かせる場がない気がします。
家庭の夕食、友人の相談、職場の1on1——場は、もう目の前にあります。お金をいただく活動は、そのあとからで十分です。報酬をいただく活動の始め方が気になる方は、体験会・説明会で、そのまま質問してください。
この歳から(学生のうちから)でも、大丈夫?
SQ5に「早すぎる」も「遅すぎる」もありません。型は年齢を選びません。人生経験が多いほど専門の力に、若いほど同世代に付き添う力になります。
当てはまるものを、タップして○をつけてみてください。
そして——気づいていましたか。いま、5つの中から自分に当てはまるものを選んだ、この動き。
これが、SQ5そのものです。あなたはもう、始めています。
あなたの近くに、
★を待っている人がいます。
コーチになるとは、身近な人の鏡になるということ。
聞く側にまわってきたあなたは、もう半分、コーチです。
——次は、あなたの番です。